新年に入りまた最大の寒波だそうで、寒い日が続きますね。
暑さに弱けりゃ寒さにも弱い、エヌケー・テックの変温動物こと講師の橋本です。
年明けの連休なのですが、中学時代からの友人と3人で十数年ぶりに
磐梯熱海アイスアリーナにスケートをしに行ってみました。
思ったより普通に滑ることは出来ましたが足の痛さが尋常じゃない。 |
晴れてはいましたが、猪苗代方面は路肩や日陰などは流石に雪も残っており
やっぱりちょっと寒かったです。
雪・・・ということで今回は雪の結晶を描いてみたいと思います。
1.まずは結晶のベース軸を作る
直線ツールで垂直に直線を引きます。
Shiftキーを押しながら… |
次に線幅を太く設定。
ここはお好みで |
線パネルのプロファイルを変更します。
今回は「線幅プロファイル3」を選択しました。
プロファイルの変更は線に強弱をつける時に便利です。 |
同様に斜めの線を作成し、線幅とプロファイルを変更します。
角度は任意でOK |
上を短く、下を長くしています。
Shift+Altキーを押しながらドラッグで複製、長さを変更 |
ブレンドツールでブレンドします。ブレンドツールをダブルクリックし、
「ブレンドオプション」をステップ数「2」に設定します。
ステップ数は間に入るオブジェクトの数です |
メニューの「オブジェクト」>「ブレンド」>「拡張」で
ブレンドオブジェクトを拡張します。
ブレンドで追加された中間が実態のパスになります |
拡張したオブジェクトを選択し、「オブジェクト」>「変形」>「リフレクト」で
反転コピーします。その後、配置を調整。
このような形に |
はじめに作成した直線を軸とし、中心を通るようにレイアウトします。
木みたいになりました |
レイアウトしたすべてのオブジェクトを選択します。
「オブジェクト」>「パス」>「パスのアウトライン」でアウトライン化します。
アウトライン化して、パスの輪郭を取ります |
アウトライン化したオブジェクトを「パスファインダ」パネルの「合体」で結合します。
アウトライン化することで合体が可能です |
2.ディティールを追加してみる
これだけだとちょっと寂しいので、ちょっとディティールを追加します。
この辺はある程度オリジナルで作成して良いかと思います。
まずは「多角形ツール」で「六角形」を作成。
さらに90度回転させます。
六角形のオブジェクトを選択し、
「オブジェクト」>「パス」>「パスのオフセット」で、一回り違うサイズを作成。
お好みで「線幅」を変更し、線の太さを調整します。
サイズは任意で |
六角形のオブジェクトもアウトライン化します。
「オブジェクト」>「パス」>「パスのアウトライン」
ATフィールド展開! |
先に作成したベースのオブジェクトに合わせてレイアウトします。
これも「パスファインダー」パネルの「合体」で結合しておきます。
こんな感じになりました |
3.オブジェクトを回転複製し、結晶をつくる
ツールパネルから「回転ツール」を選択して、「Alt」キーを押しながら
回転の基準となるポイントをクリックします。
今回はオブジェクトの下側を基準にしましょう。
ダイアログボックスが表示されたら「60°」と指定し、「コピー」で
回転コピーを行います。
雪の結晶は必ず六角形なので、角度は60°に |
変形の繰り返しを行い、結晶の形を作成します。
「Ctrl+D」で回転コピーを繰り返すことができます。
これで結晶の形は完成です。
Ctrl+Dは変形の繰り返し |
4.色をつけたりする
色を付けていきます。
今回は円形のグラデーションを作成し、着色してみました。
さらに効果を加えてみます。
メニューの「効果」>「スタイライズ」>「光彩(内側)」
さらにドロップシャドウの効果で冷気を表現します。
メニューの「効果」>「スタイライズ」>「ドロップシャドウ」
シャドウのカラーをブルー系にするといい感じです。
オフセットもX/Y共に0にし、位置を揃えます |
これで完成です。
雪の結晶ができました |
…
……
今回はざっくり作成しましたが、回転前のベース軸の形を
お好みで作成すれば、いろいろなバリエーションが作成可能です。
作成時の注意点としては、雪の結晶は水素結合という
分子が引き合う力で必ず六角形の形状になるということ。
たまに五角形や八角形のイラストを見ることがありますが
実際にはこう言った形状にはならないのです。
雪の結晶はそれぞれが独自の形状となっており、
どれとして同じ形にはならないそうです。
何だかロマンを感じますね。今回は以上です!
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